星空の海岸(小学校5年生の時の夢)

 

 

 風も吹かない、砂埃も立たない、本当に静かな海岸がありました。

 なぜかその海岸はいつも夜でした。

 海は真っ黒で遠くの方に小さな島が見えました。

 海岸は星の光で明るく、砂の形も星形で真っ白でした。

 

 そこに青年と、少女が座っていました。

 

 はじめは少女に話しかけようと歩き出しましたが、

 透明なガラスの壁があり、少女には近づけませんでした。

 青年の隣に座ると、彼が本を読んでいることが分かりました。

 その本を覗き込むと、見たこともない文字がぎっしり書いてありました。

 

 青年に何故本を読んでいるのか聞くと、彼はお医者さんになるのだと言いました。 

 それを聞いた私は、彼に、一緒のお医者さんになれるように祈ろうと言いました。

 

 彼はにっこりと微笑むと、夜空を見上げました。

 私も彼とともに夜空を見上げると、その中でも一番大きな星を見つめ、

 祈る彼を後ろから優しく抱きしめました。

 

 

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